電験3種の勉強法は独学/通学講座/通信講座のどれがベスト?
これから電験3種の勉強を始めようと考えている方にとって「どういった勉強法が自分に一番合っているか?」という点が最も悩むところなのではないでしょうか。
その中でもやはり「独学」「通学講座」「通信講座」のいずれかで検討される方も多いでしょう。
いずれの勉強法についても合格することが出来る学力を身に付けることは可能ではありますが、それぞれでメリット/デメリットがありますので、その辺を見ていくことにしましょう。
記事の目次
独学で試験対策をする場合
メリット
- 掛かる費用が教材・テキスト・問題集のみなので最も安く済む
- 自分で自由に学習計画を立てられる
デメリット
- 基本的に独りなので不明点は自己解決していく必要がある
- 長期間の学習になるため、モチベーション維持が難しい
- 自由に学習計画が立てれる反面、合格実績のない計画であるため、進めていくと不安になることが多い
どういう人が独学に向いているか?
過去に資格試験を独学で勉強されたことのある方であれば、知識・学力をビルドアップさせる段取り、弱点部分の克服方法、そしてモチベーション・やる気の維持などなど、、スタートからゴールまでの道筋が明確になっていると思います。
そういう方は、合格実績のある教材や問題集を選択して試験対策を行えば、合格するための学力を身に付けることが出来るでしょう。
また、電気設備の点検、保守業務を経験されている方であれば、試験範囲で学ぶ内容が視覚的にイメージしやすい分、学習未経験の方と比べて理解のスピードは早いので、独学で十分対応可能だと思います。
ただし、デメリットにも挙げておりますが、特に電験3種の試験勉強では分からないこと理解しにくいことに直面する場面が非常に多いので、自分で調べて解決させる対応が必要になってきます。
また、自由に調整が出来る反面、自制が利かない方だと、勉強そのものが続かないことが往々にしてあります。電タクも経験がありますが、特に働いている方だと仕事を理由に勉強がサボりがちになり、しばらく経つとメンドくさくなってやらなくなるといったこともあるかと思います。
なので、こういったハードルも独学ではクリアしていく必要があるといえます。
通学講座で試験対策をする場合
メリット
- 合格実績のあるカリキュラムで学ぶことが出来るため、その内容に沿って学習すれば合格に必要な学力を身に付けることが出来る
- 専門講師による生の講義を受けながら学習を進めることが出来る
- 決まった日時に学校に通って勉強するという習慣がイヤでも身に付く
- 分からないところは講師にその場で直接聞くことも出来るので効率がよい
- 電気主任技術者を目指す人たちと一緒に学べるので、なにかと刺激になりモチベーション維持にもつながるく
デメリット
- 独学、通信講座に比べて費用が大幅にかかる
- 通える範囲に学校が無い場合は、行きたくても行けない
- 授業の時間がある程度決まっている為、予定を組みやすい方に限定される
どういう人が通学講座に向いているか?
通学講座の場合、独学で挙げているデメリットの多くが解消されることになるため、独学では自身がない方、いままでうまく行かなかった方の選択肢としてはアリだといえます。
また、高額な受講料(相場は20~25万)を投資することになるため、そう簡単にはサボることはできませんので、イヤでもモチベーションを保つことが出来るでしょう。
※リスクが勉強の活力になるといった感じ。
あと、通学講座の最大のメリットと言えるのが「同じ志を持った人が近くにいる」ということだといえます。コミュニケーションが取れるようになれば、学習の進め方に関する情報交換なども出来ますし、今後、電験3種を取った後のアドバイスなど試験勉強以外のことでも情報を得ることが出来ますので、こういったことは他の勉強法では得ることが出来ないポイントです。
ただし、絶対条件として「通えること」「時間の融通が利くこと」が必要になってきます。近くに学校がない人はそもそも選択肢に入れれないですし、突発的にに残業や休日出勤が発生するサラリーマンの方なども通学講座は不向きになってきます。
また、電気主任技術者に特化して通学講座を行っている資格スクール自体の数が他の資格に比べて圧倒的に少ないということもありますので、実際に通学講座を勉強法として選択できる方は限られてくると考えられます。
通信講座で試験対策をする場合
メリット
- 合格実績のある教材・テキストを使うのでその辺は安心できる
- 専門講師への質問や添削指導といった学習サポートが受けられる
- 講義DVD付きの講座を選べば授業を受けながら学習を進めることが出来る
- 学習計画が組まれている通信講座もあるが、ある程度は個人の裁量で進めることが可能
デメリット
- 独学よりは費用がかかる
- 学習スタイルとしては独学に近いものとなるため、学習の継続、モチベーション管理は自己責任となる部分がある
どういう人が通信講座に向いているか?
学習スタイルとしては基本的に独学と差がありませんが、通信講座の場合は合格実績のある教材と学習カリキュラムが揃った状態でスタートが切れますので、教材選びや学習の進め方に自信がない方にはちょうど良い勉強法と言えるでしょう。
また、講義DVD付きの講座であれば、授業を受けながら学習を進めることが出来ますので、通学講座と遜色のない形で学習を進めることが出来ます。
特に計算問題に関しては、解法の組み立て方などテキストだけでは分かりにくいところも、講師の説明があれば理解しながら進めることが出来るので、効率で考えれば独学よりも良いと判断出来ます。
そして独学とは大きく違う点としては「質問できる」「添削をしてもらえる」ということ。
不明点、問題点を自分で調べるのが苦手な方は質問サポートや添削指導をフルに活用すれば、効率も非常に良くなりますし、分からないところだらけでやる気がなくなるといったことも回避できます。
ただし、これらのサポートも自分自身で学習をしない限りは質問・添削自体が発生しませんので、継続して勉強するという強い意志が必要不可欠な点は独学と同様になります。
なお、費用面は、教材費+学習サポート費が最低限かかってきますし、講義DVD付きであれば+5~10万円は費用が増えますので、ある程度、自己投資と割り切って予算が組める方でなければいけません。
最近では、厚生労働省の指定講座に適用される教育訓練給付制度が使える通信講座もありますので、講座の資料を取り寄せて比較検討することをおすすめします。
結局、どの勉強法がベスト?
「独学」「通学講座」「通信講座」のいずれにおいてもメリット/デメリットがあるため、一概にコレが一番イイというのは言えませんが、電験3種の通学講座に関しては実施している資格スクールがかなり少ないため、勉強法の現実的な選択肢としては「独学」「通信講座」の2択になってくると考えられます。
あとは、それぞれにおけるデメリットの部分をどれだけ自分自身で補えるかにかかってきますが、予算がさけない方は独学、もしくはJTEX(ジェイテックス)やユーキャンなどの比較的受講料の安い通信講座がおすすめになってきます。
また、ある程度自己投資として予算をあてることが出来る方であれば、SATや翔泳社アカデミーなどの講義DVD付きの通信講座を受講すれば、授業を受けながら学習を進めることが出来るので独学やテキスト中心の講座よりは学習効率はグンと上がります。
まぁ、この辺は講座の中身と自分自身の予算と相談になってくると思いますので、講座パンフレットを取り寄せてじっくり比較検討してから決めるようにしましょう。
ちなみに、当ブログにて先程例に挙げた電験3種の人気講座の解説記事をアップしておりますので、ご興味のあるかたはぜひチェックしてみてください!
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