【Q&A】電験3種の試験対策でよくある質問・悩みに全力で回答してみました
ここ最近、ありがたいことに当ブログの問い合わせフォームより電験3種の勉強法について質問を頂く機会が増えており、都度、電タクの経験にもとづいて回答をさせて頂いている次第であります。
で、こんなに困っている方々が多いってことは、
「他にも同じことで悩んでる方が大勢おられるのでは?」
と思いましたので、問い合わせが多かった質問をピックアップして本記事でシェアしていきたいと思います。
「これさえ読めば悩みが吹っ飛ぶ!」
とまでは言いませんが、学習計画を立てる際に少しでもお役に立てれば幸いです。
Q1:
数学が全然出来ない/ほとんど憶えてない状態からどうやって勉強すればよい?
この内容のご質問がかなり多かったのですが、「数学が全然出来ない」場合と「ほとんど憶えてない」場合とでは少し学習アプローチを変える必要があるかと考えてます。
「数学が全然出来ない」の場合
この場合に関しては、まずは高校の数学の教科書から始めていくのが一番固い方法だと言えます。
もちろん、普通に試験対策をするより相当時間が掛かってしまいますが、数学スキルは電験3種の「肝」となる部分なので、数学の公式・知識を用いて問題を解くプロセスを体にみっちりと叩き込んでおく必要があります。
ただ、高校数学のすべての範囲が必要というわけではなく、よく使う三角関数、ベクトル、複素数、対数あたりの範囲までを押さえておけばなんとかなると思います。
口コミや掲示板などでは微分積分の知識もあったほうが有利という意見もありますが、個人的には全く「無」の状態でもなんとかなったので「不要でOK」でよいかと。
「ほとんど憶えてない」の場合
電タクもこの状態から電験3種の資格を目指した口ですが、ほとんど憶えてないということは「前は憶えていた」ということでもありますので、高校の数学まで戻らなくてもよいかと考えてます。
ただし、いきなり電験3種の学習範囲に飛び込んでしまうと「溺死」する可能性が非常に高いので、ここは直接飛び込まずに一旦「電気数学の基礎本から始める」という形でワンクッションおくのがベターだと思います。
※実際に電タクもそうしてたので。
電気数学の基礎本を2周くらいやれば、もともと数学の知識があった方なら大体思い出せるかと思いますので、数学脳が温まってきた段階で、電験3種の試験対策をやる流れがよいでしょう。
なお、上記に関しては以前、以下の記事で書籍紹介を踏まえつつ解説してますので、あわせて参考にしてください。
Q2:
電験3種は4科目あるが、どの科目から勉強していけばよいか?
「お好きな科目からどうぞ」
と、言いたいところですが、ちゃんとお答えさせて頂きますと
まずは「理論から始める」というのが鉄板でしょう。
理論で学ぶ知識や考え方が他の3科目に少なからず影響する部分がありますので、理論をキッチリとやっておけば、あとの科目の学習がスムーズに進むと思います。
なお、電力と法規は暗記系の学習が中心なので、ぶっちゃけ早い段階で電力と法規を学習したとしても記憶が持たないです。
なので、学習の流れ的には
- 理論/機械を中心に問題の解法を体に叩き込む
- 電力/法規の計算問題に特化して体に叩き込む
- 4科目の知識系の学習をこなす
という感じで、上記3つを何度も繰り返して行っていけば、記憶の定着率が上がると考えてます。
なお、こちらの内容についても、以下の記事にまとめてますのであわせて参考にしてください。
Q3:
春から電験3種の学習を始めて、4科目を一発で合格するには1日何時間くらい勉強すればいいの?
「起きてる時間全て勉強に充ててください」
と、言いたいところですが、現実的には無理なのでちゃんとお答えさせていただきますと、先ほど記載させていただいたQ1の基礎学力の状態によって1日に必要な勉強時間が変わってきます。
電タクの場合、数学を思い出すというところから学習をスタートし、トータル学習時間が概算で800時間ほど必要だったので、それを春から本試験までの期間で割って計算すると、1日に必要な学習時間はおよそ5~6時間という結果となります。
平日もガンガン勉強出来る時間が取れる方は、現実的にこなせるかもしれませんが、働きながら試験対策をされる方は、冗談抜きで「寝てる時間と働いてる時間以外は全て勉強に充ててください」状態になってしまいますので、果てしなくキツイかと思います。
なので、春から学習をスタートされる方は、4科目一発合格ではなく、1年2科目ずつの二発合格を目標にやられるほうが余裕を持って試験対策を行うことが出来るので、個人的にはこの形をおすすめします。
※3年目は保険として取っておくイメージ
ただし、「どうしても今年受からなければいけない」という方は、
リミッター解除&アクセルベタ踏み状態で試験勉強をするしかありませんので、その点踏まえて頑張っていただければと思います。
こちらの内容についても、以下の記事にまとめておりますのであわせて参考にしてください。
Q4:
ちょっとずつ勉強を始めてますが、独学だとモチベーションが上がりません。
何かイイ方法はありませんか?
「恋愛シュミレーションゲームだと思って萌えながら進めてください」
と、言いたいところですが、電験3種は恋愛対象ではございませんので、まじめに2案ご提案させていただきます。
イイ方法その1:
勉強する場所を変えてみる
電タクがよくやっていた方法なんですが、自宅だと様々な誘惑もあり、なかなか勉強に集中できないということもありましたので、自宅以外の場所を勉強の主戦場としておりました。
よく使ってた場所は「喫茶店」
で、1つの「喫茶店」だけだと飽きてくる(てゆうか居すぎて追い出される)ので、休日にはいくつかの喫茶店やファミレスをハシゴしつつ勉強をしてました。
まぁ、外に出るというある種の解放感と、そこに行くと勉強しかやることがなくなる状況を作り出せるという点で非常にメリットがあると感じてます。
イイ方法その2:
リスクのある状況に身を置いてみる
独学でモチベーションが上がらないのであれば、通学して勉強できる資格学校や通信講座など、ある程度の投資リスクを負って勉強する環境に身を置くのも一つの方法ではないかと思います。
独学の場合、参考書、過去問集などを買い集めたとしても、2万円以内で済むので、試験対策の準備としてはそれほど費用はかかりませんが、逆を言えばそれ程大きなリスクも負っていないため、電験3種の勉強を辞めてしまうことも結構簡単に出来てしまいます。
電タクの場合は「2年以上も勉強し続けるのはマジ勘弁!」という思いが強かったのもあり、それをモチベーションに結果的に独学でなんとかやり切れましたが、途中で何度も「もう来年でもいいかな?」的な考えが頭をよぎりましたし、サボりがちな期間も少なからずありました。
※一度サボる習慣が身に付くと、元に戻すのに倍くらい時間がかかるのも身をもって体験www
まぁ、この辺りは賛否両論あるかとは思いますが、もう後戻りできないような投資リスクを負ってしまえば、言い方が悪いですが、甘っちょろい理由で勉強をサボることも出来なくなるので、結果としてイイ方向に向かうと言えるんじゃないでしょうか。。
※「勉強を辞める」=「大金が無駄になる」なので
なお、以下の記事で電験3種の各勉強法に関する特徴をまとめてますので、いきなり大金をぶっ込んでしまう前にメリット・デメリットを抑えておくようにしましょう。
最後に
ここ最近頂いた代表的な質問4つについて、多少補足をふまえつつまとめさせていただきましたが、あくまでも電タク自身の経験や考え方にもとづいた見解となります。
まぁ、言うても小生、電験3種にギリギリのキワキワで合格した身分なので、エリート合格者の方ならもう少し違った切り口の回答が出来るかと思っております。
なので、本記事をご覧いただいている方で、もし質問内容に対する補足などが御座いましたら、コメント欄や問い合わせフォームからご意見を頂けると幸いです。
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