電験3種の試験における計算問題と文章問題の比率
電験3種の資格試験に関しては、どの科目においても計算問題が出題されますので、数学スキルに関しては必要不可欠と言えます。
※数学に関する勉強法に関しては当ブログの「まずは自分の数学スキルを知るところからスタート」の記事を参考ください。
で、実際のところ計算問題と文章問題(論説問題)どのくらいの割合で出題されているのかを洗い出してみました。
各科目毎の計算問題と文章問題の出題比率
試験科目 | 計算問題 | 文章問題 |
---|---|---|
理論 | 80.0% | 20.0% |
電力 | 50.0% | 50.0% |
機械 | 60.0% | 40.0% |
法規 | 40.0% | 60.0% |
全体 | 57.5% | 42.5% |
どの科目においても試験問題の半分は計算問題が占めており、特に理論に関しては文章問題はオマケ程度に出題されるレベルでほとんどが計算問題の科目と言えます。
ただ、この結果だけをみると文章問題も半分弱は平均して出題されるので、キッチリと対策しておく必要があるように思えますが、実際のところはこの割合通りに勉強時間を充ててしまうと残念な結果になってしまいます。。
文章問題は無視する勢いでとにかく計算問題中心に取り組む
まぁ、無視っていうのはちょっと極端ですが、学習の初期段階では計算問題を中心に学習を進めるほうがよいでしょう。
感覚としては8割くらい計算問題に勉強時間を充てる感じでしょうか。
で、なぜここまで計算問題にこだわるかについては、以下の2つの理由が挙げられます。
計算問題のほうが得点しやすい
電験3種の試験で出題される計算問題については、過去と全く同じ問題は出題されませんが、よく似たパターンの問題というのは結構な頻度で出題されます。
また、頻繁に出題される範囲、数年に1問程度しか出題されないものなど、傾向が如実に表れてますので、頻繁に出題される計算問題を解法パターンを体で覚えるくらいやり込んでおけば、おのずと得点契機が増えてくると言えます。
あと、各科目で出題されるB問題に関しては、いずれも2問構成の計算問題となっており、1問目を間違えると、2問目がまともに導けない仕様になってますので、やはり試験対策としては力を入れるべきポイントであると言えるでしょう。
文章問題は暗記中心の学習なので時間をかけすぎるのはもったいない
計算問題についても厳密に言えば公式や解法をおぼえる作業なので、暗記といえばそうなってしまいますが、どちらかと言えばそれらを使いこなすことが中心の学習となるため、記憶の定着具合で言えばそれほど悪くはありません。
ただし、文章問題の学習については、単純に暗記する作業がメインとなるため、記憶が定着しにくく、酷ければ1週間位で忘れてしまうくらいの勢いで記憶が消えていきます。
全く勉強しないのはそれはそれでアウトですが、試験対策の後半あたりに持って来れば、本試験日あたりにうまくピークを持ってこれると思います。
(ここはオリンピックに照準を合わせたアスリートの感覚で)
なので、それまでは基本的に計算問題をひたすらこなす勉強方法がベストだと言えます。
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